丸セパ 即納 共栄製作所株式会社のホーム > 共栄ニュース > 共栄ニュース 2001年6月号 -第131号-

画期的な新製品を開発(その2)

前月号で発表しましたエスケユニバSDは鉄筋と丸セパを無溶接で水平に接続する金具でしたが、第2弾の開発製品名を「エスケーユニバSDL」と名づけました。
「SD」は横筋から丸セパを無溶接で水平に接続するのに対して、「SDL」は縦筋から丸セパを直角に接続する金具で、もちろん無溶接工法です。
鉄筋サイズはD10・13・16・19までで、丸セパのサイズはw5/16・w3/8となっております。
※サンプルが必要な方はお申し出ください。

鉄筋、丸セパの連結金具

共栄製作が開発、製品化 無溶接工法で施工容易

【富山】共栄製作所(本社・高岡市長江550-1、社長・山田三和氏)は、建築及び土木工事に必要なセパレータ(型枠間隔保持材)と鉄筋を無溶接で簡単に接続できる画期的な連結金具、商品名「エスケーユニバSD」を製品化した。同社も加入する「セパレーター協同組合」(理事長・細川三郎氏、24社)から依頼され開発を進めてきたもので、5月から同協同組合を通して全国販売を開始する。セパレータと鉄筋の連結は、強度に影響しない無溶接工法が強く求められていただけに、需要の拡大が期待でき同社では月間十万個を製造する計画である。

新幹線や高速道路の橋脚工事など建築及び土木工事の現場では、鉄筋に丸セパ(レータ)を接続する個所が多くあり、これまで接続方法としては溶接工法が一般化していた。
しかし阪神大震災の教訓から、主筋及び配筋に加熱する溶接工法では、鉄筋に熱影響を与え強度的に問題があるとの指摘がなされ、無溶接での接続方法が要請されるようになってきた。
無溶接の連結金具は一部九州地区で製品化されているが、本州、四国以北ではこうした金具がないことから、引き続き溶接工法が主流となっている。

これらの状況を踏まえて、セパレーター協同組合では昨年7月の総会で連結金具の開発が提案され、共栄製作所が同協同組合からの依頼を受けて開発を進めてきたもの。
こうした背景で製品化されたのが「エスケーユニバSD」で、①鉄筋と丸セパを水平に無溶接で接続できる。、②鉄筋への取り付けはくさびを打ち込むだけで簡単、③本体とくさびがコの字なので鉄筋の食いつきが良く確実に連結できる-などの特徴がある。

なお同製品は商標登録及び特許を申請中である。

鉄鋼新聞平成13年5月7日(月)掲載