丸セパ 即納 共栄製作所株式会社のホーム > 共栄ニュース > 共栄ニュース 2005年6月号 -第179号-

日本人の心「三」の数字に込められた意味

日本では昔から、偶数は割り切れることから「別れる」や「切れる」といった縁起の悪い数字とされ倦厭されていました。反対に奇数はお祝いの席では縁起の良い数字だと考えられ、その風習が残っています。

日本人は数字の中でも特に「三」が好きで、ことわざの中にも数字の「三」を使ったものが多数あります。「三人寄れば文殊の知恵」「石の上にも三年」「三度目の正直」「三代続けば末代続く」「三拍子揃う」「三人子持ちは笑うて暮らす」「三尺下がって師の影を踏まず」…。

ではなぜ数字の「三」が好まれたのか?それは「三つ」が、「満つ」や「充つ」に通じると考えられ、非常に縁起がよい数として重んじられたためです。さらに、一や二は単なる点や線でしかなく、「三」になって初めて面が完成することからです。すなわち「すべてが揃う」という解釈です。このように「三」は、和を尊ぶ日本人にとって特別な数字だったようです。

《数字のルーツ発見》

戦後の日本は米国の指揮統制の中、経済発展のため為替は1ドル=360円の固定相場でした。相場を決めるのに混乱を極め、イライラした米国人が円は(丸)360度だから360円にしようと提案し、これが決定されたのが真実だそうです?