丸セパ 即納 共栄製作所株式会社のホーム > 共栄ニュース > 共栄ニュース 2006年5月号 -第190号-

ただいま耐震補強用の金具開発中

平成15年9月26日に発生した北海道十勝沖地震。この影響にて空港ターミナルビルの天井崩落。そして平成17年8月16日に宮城県沖を震源とする最大震度6弱により、仙台市のスポーツ施設「スポパーク松森」で吊り天井が落下し負傷者が出るなど被害が発生した。いずれも主因は地震であるが、「天井の吊りボルトの振れ止め(補強ブレース)」が施されていなかったことが原因であると結論された。天井仕上げ仕様書では天井裏スペースが大きく、吊りボルトの長さが長くなる天井は、地震時に天井全体が大きく揺れ、周囲の壁等に衝突するため吊りボルト相互に補強用ブレースを設けるよう明記してあります。

現行では吊りボルトの補強ブレース取付方「溶接による取付け」、「金具で水平に取付け」方法で、ブレース用斜め取付け金具は無く、一部メーカーの製品はありますが、取り付けにくかったり、安全面で問題があったり、価格が以上に高かったりで普及しませんでした。弊社では、これらを解決するため、昨年から、斜め、水平可能な耐震補強用金具の開発研究を進めてまいりました。すでに昨年中は特許申請し、サンプルも完成し、これからは試作実験などを行う段階であります。この開発製品のキーワードは①「作業性が早い(ワンタッチ)」②確実である(安心・安全)」③低価格である(良くて安い)」であります。

皆様方にはご期待いただきたいと思いますが、製品開発につきましての更なるご意見や良きアイデアやアドバイスがありましたらお聞かせください。