丸セパ 即納 共栄製作所株式会社のホーム > 共栄ニュース > 共栄ニュース 2007年8月号 -第205号-

参議院選に思う

第21回参院選がいよいよ29日の投開票に向けて終盤戦に入りました。
マスメディアの世論調査の結果が順次発表されておりますが、大方の予想では自民党が苦戦を強いられ、民主党が善戦と書かれております。

その一因となっているのが、社会保険庁のずさんな年金問題であります。
首相が民主党支援労組の「親方日の丸体質の社保庁の職員が悪い」と攻撃している演説を聞いていると、何かむなしさを感じてしまう。それでは、その職員を指導管理している官僚や閣僚には責任がないのか?と疑問を感じてしまう。

民間では、不祥事が発生したら社長や管理者に責任がなく、悪いのは社員だと言っていることと同じではないだろうか?一生懸命働き続けて、掛けてきた年金。全ては老後の生活のためにとの一途な願いの年金。「消えた5000万件の年金」。まさに国民は「ふざけるな!!」と激怒するのはあたりまえです。

また、自民党は選挙戦略として、いままでの自民党の実績を掲げて、「小泉改革を引き継ぎ安部内閣は確実に経済を成長させた。これからも政権政党の自民党が選挙で勝たせて頂いたならば更なる経済成長をさせることをお約束する。民主党では経済成長はないし、政策を信用してはいけない無責任な政党だ」とのこと。

戦後最長の景気が続いているのですか?どこを見てそんな風におっしゃっているのかわかりませんが、地域格差や企業格差競争で勝った一部の人だけが恩恵を得ているいまの日本社会。全ての候補者に言いたい「美しい国も大事だけれど、まじめに一生懸命働いた人が安心して子育てし、老後も安心できる国や社会を作っていただきたい。そのためには、政治家は国民の目線に立って判断や対応を考えていただきたいと思う」