丸セパ 即納 共栄製作所株式会社のホーム > 共栄ニュース > 共栄ニュース 2006年1月号 -第186号-

今年を振り返って

建築業界は今年も大きな問題が山積した年でありました。

1つはアスベストによる死者数が多数発生する。

2つは手抜き工事?による天井落下による事故発生。

3つは建築構造設計の耐震偽造問題。

これらの問題は、氷山の一角と言われ、どこまで続くのか、これから、全ての問題を解決し、対応策をどのようにするのか、大きな重い課題を背負いました。また公共事業の削減策が今年も続き、土木では新潟地震復興等や災害復興の土木工事はありましたが、全国的に仕事量が少なく厳しい一年でした。
建築では、大手ゼネコンは回復傾向が見られますが、反面、下請け業者は、ますます厳しい価格競争を強いられ、回復は程遠い状況です。

また政治は郵政解散の総選挙で自民が大勝しましたが、どこまで改革が進むのか未だ国民には見えてこない状態です。そして、靖国参拝を機に冷え込んでしまった日韓、日中の外交問題がどうなるのか?経済では愛知地球博では入場者数が予定意を大幅に超え大成功でした。

株価もアジア景気が好調なのに支えられ、日経平均株価が15,000円台を回復しました。しかし、06年からの本格的増税で、税金が一人当たり月額3,600円増えることで、やっと景気が上向きかかっていることを考えれば、再び消費が冷却し景気が失速してしまう恐れがでてきました。来年以降は保険や医療費の国民負担がますます増え続け、将来に国民が不安を感じています。国民から信任された国会の先生方に一言「国民が安心できる国づくりを早くつくって下さい」