丸セパ 即納 共栄製作所株式会社のホーム > 共栄ニュース > 共栄ニュース 2008年2月号 -第211号-

干支の「戊子」縁起‐「つちのえ・ね」歳

元号が平成となってから20年となりました。人で言えば今年が成人となります。
今年の干支は「戊子」(つちの・え)十二支のトップバッターであります。ではなぜねずみがトップになったのでしょう。ある説によると、当初は猫もいたそうです。

猫を含んだ13匹に神様がお召しに応じて一番にかけつけた者を干支のトップにさせると競争をさせました。
一番小さなねずみは最初に走り出して、猫がすぐに追いついてきました。体の小さなねずみは猫に勝てるわけがないと思い、ずるがしこい知恵で猫に正反対の方角を教えてしまいました。すなわち猫は永遠に到着できずじまいで、干支には猫はいないのはこのことからです。また、猫はねずみを追いかけているのは、永遠の猫の復習が続いているからとも言われております。

さて、干支の競争に戻りますが、牛は歩くのが遅いので、誰よりも早く起きて歩いてました。ずるがしこいねずみは歩くのが面倒になり、牛の背中乗って神様の元へ着くまで体を休めていました。牛はやっと神様の元へ着こうとしたその瞬間にねずみは牛の背中を飛び降りて1着となって、約束どおり神様はねずみに干支のトップバッターになり、牛は2番目になったのです。

「子」は冬至を含む旧暦の11月、仲冬の月の異称。時刻は23時から翌1時までが「子の刻」で方位は北。冬至は「日短至る」の意で日照が最も短く陰気の極まる日だが、その日から昼が長くなり、万物の陽気すなわち生命力がよみがえり、伸張力や繁殖力が発動し始める日でもある。

日本のねずみは、農業神として七福神の一神とされる大黒天の福をもたらす神使であり、鼠算的な子孫繁栄の象徴でもあると言われております。
今年こそは、ねずみの繁栄にあやかりたい年でありますように願う次第です。

戦後5回の子年の主な政治・経済・時事上の出来事を紹介します。

▲ 昭和23年 ・帝銀事件 ・福井地震 ・犯罪専用電話「110番」設置
▲ 昭和35年 ・「ダッコちゃん」大ヒット ・岸信介刺傷 ・カラーTV本放送
▲ 昭和47年 ・グアム島で横井庄一元軍曹発見 ・あさま山荘事件 ・沖縄復帰
▲ 昭和59年 ・新紙幣発行千円(夏目宗助)五千円(新渡戸稲造)一万円(福沢諭吉) 
・グリコ・森永事件
▲ 平成8年 ・豊浜トンネル崩落事故 ・大阪堺市でO-157大量感染 ・住専処理問題